福島建設工業新聞社

郡山市は、市役所で11日開いた史跡大安場古墳保存活用計画策定委員会の第3回会合‌に、大安場史跡公園施設再整備の実施計画暫定案を示した。2025年度に再整備の方向性や具体的な内容、優先順位等を検討する。
暫定案では、大まかな再整備の優先順位、実施時期・期間を整理。園路(階段等含む)や墳頂部への階段再整備を最優先とし、26年度から実施する。27年度からは休憩所とトイレの大規模改修、遊具等の更新、28年度からガイダンス施設の展示更新と大規模改修を行う。期間はいずれも5年以内。
公園開設後15年が経過、市歴史情報博物館の開館を受け、施設老朽化への対応や機能の見直し等を図るため、保存活用計画の策定を昨年6月から進めている。今回は計画のうち、策定の目的や大綱(将来像)、計画期間、保存管理の方向性などについて意見を聞いた。