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2014.07.29

県北地域の小学生がいわきの復興現場見学/県建設業協会第2回親子建設現場見学会

県建設業協会は28日、「第2回親子建設現場見学会」を開き、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興が進むいわき市の海岸災害復旧工事や復興公営住宅建築工事の現場などを見学した。
親子対象の見学会は昨年に続き2度目の開催。普段立ち入ることができない建設現場の見学を通して、建設産業の社会的な役割や魅力を一般県民に理解してもらうとともに、建設業から見る「復興」をテーマに子供たちの学習の場を提供し、次代の建設産業への入職促進の一助とするのが目的。福島労働局、県、福島民報社、福島民友新聞社などが後援した。
今回の参加者は県北地域の小学3年生~6年生とその保護者20組・47人。午前7時30分に福島駅西口に集合して貸し切りバスで出発。ヘルメットとベストを着用し、①久之浜地区海岸堤防・防災緑地②夏井地区海岸高潮対策③復興公営住宅小名浜下神白団地-の各現場と、早期復旧を果たしたアクアマリンふくしまを見て回った。
このうち、震災で発生したコンクリートガラを活用したCSG工法で土木学会賞を受けた「夏井地区海岸」では、いわき建設事務所の職員から工事内容の説明を受けた後、子どもたちが測量機器を使用して現場作業を体験。復興公営住宅建設現場では、急ピッチで整備が進む3LDK、2LDK両タイプの建物内部を視察。アクアマリンふくしまでは、地震・津波による被災状況から災害対応、再オープンに至るまでの説明を受け、館内を見学した。


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