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2014.11.13

建設業の魅力伝える/地整福島と県建設業協会/中学生が重機操作など体験

東北地方整備局福島河川国道事務所と県建設業協会は11日、福島市で中学生を対象とした体験型現場学習会を開いた。建設機械の試乗やコンクリートブロック製作などを通して、参加した福島市立岳陽中学校の1年生22人に建設業の魅力を伝えた。
高校生・大学生を中心に行っていた人材確保に向けた活動を強化しようと、東北地整と東北建設業青年会が企画実施しているもので、本県開催は初めて。岳陽中学校が総合的な学習の授業で行っている地域活動調査に合わせて実施した。
学習会は、建設が進む東北中央自動車道の大笹生地区改良工事現場で行われ、生徒のほか福島河川国道事務所職員や県建設業協会青年部員、施工者の小林土木の社員らが参加した。二瓶昭弘福島河川国道事務所副所長が「楽しみながら体験してほしい」、兼子聡県建設業協会青年部会長が「ものづくりを通して建設産業に興味を持ってほしい」とあいさつ。平井竜太郎小林土木常務が安全に気を付けて学習するよう呼びかけた。
生徒らは4班に分かれ、ローテーションで①測量体験②建設機械試乗③コンクリートブロック製作④下水道調査カメラ操作体験―を行った。測量体験では目測、歩測、テープ測量、光波測距儀で距離を計測し、測量機器の精度を体感。建設機械の試乗では油圧ショベル、ブルドーザー、振動ローラーを操作した。ブロック製作ではコンクリートを練って型枠に詰め、思い思いに表面をタイルなどで飾り付け。また下水道調査用の小型カメラ付機械を操作して、管の中に貼り付けた文字を当てられるか挑戦した。小林土木の社員が各班に3~4人ずつ付いて丁寧に指導した。
生徒には初めての体験ばかりで「建設機械の操作は難しかったけど楽しかった」「普段何気なく見ていたけど大変さが分かった」など建設業への理解を深めたようすだった。
福島河川国道事務所では今後も体験型現場学習会を継続する考えで、学校などにPRしていく。


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