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2015.03.12

大震災追悼復興祈念式/未来に向けて挑戦を

東日本大震災から4年を迎えた11日、県主催の26年度東日本大震災追悼復興祈念式が福島市の県文化センターで行われた。参列した約330人が、震災で犠牲になった県民の冥福を祈るとともに、内堀知事が知事メッセージ「ふくしまの未来へ2015」を発表し、復興への決意を新たにした。県市長会、県町村会との共催。
式では、政府主催の東日本大震災4周年追悼式を中継し、地震が発生した午後2時46分に黙とうをささげた後、内堀知事が「復興の種が着実に芽吹き、県内各地で光が見え始めている。この希望の光をさらに大きな輝きに変えていくために、県民、本県に心を寄せる全ての人と力を合わせて、山積する課題に果敢に挑戦し、福島の未来を切り拓いていくことを誓う」と式辞を述べた。
平出孝朗県議会議長が追悼の辞、富岡町出身の村井良一さんが遺族代表のことばを述べ、内堀知事、県市町会副会長の冨塚宥田村市長、県町村会長の大塚節夫湯川村長、国会議員らが献花した。県内の高校生が作った追悼詩を女優の白羽ゆりさんが朗読し、バイオリニストの伊藤佳奈子さんが慰霊の音楽を演奏した。
最後に内堀知事が、県民等から募集した「東日本大震災の体験談と復興の想い」を盛り込んだ知事メッセージを読み上げた。「一人ひとりが未来に向かって挑戦していくこと」が復興の歩みをより確かなものとするために必要だとして、自身の挑戦に「再生可能エネルギー先駆けの地を創る」「除染・廃炉技術、医療機器・ロボット開発などを進める」「子どもの笑顔が輝く環境を整える」などを挙げた上で、力を合わせて困難に立ち向かおうと呼びかけた。


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