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2015.04.07

復興シンボル再開所/郡山市中央公民館青少年ホーム

東日本大震災により郡山市の公共施設の中で最も被害が大きかった市立中央公民館・勤労青少年ホームの全面改築工事が完成し4日、市内麓山の現地でオープニングセレモニーが行われた。
来賓、関係者合わせて約200人が出席。初めに品川萬里市長が「歴史と文化が花咲く場所に復興のシンボル施設として市民の想いが実現した。世代を超えて利用され活動の成果が表れることを期待したい」とあいさつ。高橋隆夫市議会議長、鈴木忠夫県中地方振興局長、河村潤子文部科学省生涯学習政策局長、根本匠、真山祐一両衆議院議員が祝辞を述べた。
工芸品寄贈者に対する感謝状の贈呈に続いて品川市長らが玄関前でテープカットし、施設の再オープンを祝った。同市出身の音楽家らによるオープン記念ミニコンサートも開かれ花を添えた。
復興のシンボル施設として位置付け、隣接する市公会堂や図書館など周辺環境との調和をコンセプトに、市公会堂(過去)から近代的な中央公民館(未来)へ徐々に変化するグラデーションデザインや安積疏水時代の「分水箱」をモチーフにした外観とした。
500人収容の多目的ホールは、高性能音響システムとスタインウェイピアノを備え、本格的なコンサートにも対応。オーブンレンジやIHクッキングヒーターを備えた調理室、完全防音機能を備えた音楽室のほか10室の講義室、最大145畳の和室なども備え、さまざまな生涯学習活動にも利用可能。
太陽光発電設備と蓄電池により非常用電力を確保、地中熱や雨水を散水やトイレ洗浄に利用する雨水システム、太陽熱給湯システムも備え、災害対策と環境との共生に配慮、市街地を一望できる展望台タワーも設置した。


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