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2015.07.31

「建築職人の心」を伝承/聖徳太子神社例大祭

福島稲荷神社境内に鎮座する「聖徳太子神社」の例大祭が31日、稲荷神社の夏越大祓人形祭に合わせて行われ、聖徳太子を「建築の祖」と奉る大工、鳶土木、瓦、左官、板金、石工、塗装、畳など県北地方の建築関係職人でつくる聖徳太子神社讃仰会(宮地明会長)会員ら約20人が出席した。
神事は福島稲荷神社の丹治正博宮司、中山至大、阿部陽一郎、丹治久仁権禰宜により執り行われ、出席者が玉ぐしをささげて建築の祖・聖徳太子の偉功に思いをはせ、家業と人々の安全を祈った。
県北地方では、昭和15年に建築関連業者が結集して聖徳太子讃仰会を組織。同37年に福島稲荷神社境内に聖徳太子神社を建立して奉ったもので、しばらく途絶えていた祭礼を平成11年に復活。同14年には念願の神輿を製作した。今年で神社建立から53年目を迎える。
また、例大祭の前夜祭では太子講の神輿担ぎが盛大に行われた。
聖徳太子神社前で太子の御霊を神輿にお移しする移御式を執り行った後、聖徳太子神社讃仰会と神輿を担ぐ会の福島、伊達、安達郡の建築関係事業所の若手を中心に約100人が約450㌔の神輿を担ぎ稲荷神社境内を出発、「セイヤ、セイヤ」の掛け声とともに、威勢よく市内を練り歩いた。


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