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2015.11.25
相双建設が埒浜・防災緑地などで見学会

被災地で地域住民協働により大きな緑を育てようと計画。震災前に埒浜地区に住んでいた住民など62人が参加した。埒浜防災緑地内陸側にある高さ14㍍の仮設展望台に集合した参加者は、同事務所復旧・復興部の職員から多重防御など復興まちづくりの考え方と防災緑地の事業内容をについて説明を聞き、仮設展望台や海が見える眺望地点から防災緑地の盛土工事や防潮堤工事の様子を見学した。試験的に植栽したクロマツの育成状況などを見て回り、クイズなどを楽しんだほか、長年この地で暮らしてきた人からチリ沖地震時の様子や戦後に戦没者慰霊碑を建立した歴史を聞いた。
同事務所は「防災緑地は、津波被害の軽減だけでなく平常時には都市公園として利用して頂く施設であり、公園の機能や役割を広く知ってほしい」と話している。
新地町沿岸部では県が埒浜防災緑地24・5㌶、海を見渡せる磯山防災緑地1・8㌶の整備を進めており29年の供用開始を目指している。また、新地町が釣師浜防災緑地16・9㌶の整備を行っており、この緑地内には震災メモリアルとして展望エリアを計画している。
東北・佐藤特定JV、パシフィックコンサルタンツが協力した。
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