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2016.04.26

住宅センターで確認Web事前申請セミナー

ふくしま建築住宅センター(佐々木孝男理事長)は25日、福島市の県青少年会館で建築確認申請セミナーを開いた。20日から戸建て住宅の建築確認事前審査(計画変更、適合証明設計、設計住宅性能評価含む)で、WEB経由による申請図書の受け渡しが可能となったことや、建築確認申請での留意点等をあらかじめ示すことで「手戻り」を防ごうと企画。定員を大きく上回る100人近くが聴講した。
佐々木理事長は「実務に結び付くセミナーに力を入れていきたい。目まぐるしい法改正がある一方、建て主はネットを利用してさまざまな情報を得ている。建て主の要望に応え、安全安心な在来木造の良さを施主に分かってもらうため、設計・施工・金融機関・当センターの連合体で役割を分担して施主に対応していきたい。年2回はこうしたセミナーを開きたい」とあいさつした。
センターの吉田寿雄審査担当部長兼集中審査室長が「確認申請にかかる申請書の書き方、申請上の留意点」を説明。現地調査表の書き方から、チェックが忘れがちな点、重点的に見ている点などを丁寧に説明した。作成要領は同センターHPにも掲載し注意を促す。
荒裕二集中審査室審査係長は「WEB申請システムの使い方と郵送申請の内容」を説明した。
同センターの申請サイトから会員登録を行いID、パスワードを登録した上で、申請図書をアップロード。センター側は申請図書で建築基準法上のチェック等を行い、審査結果をネット上に示す。これを受けて申請者は紙に出力し押印をした上で郵送で本申請を行う。センター側は申請図書を照合審査し、確認済証を郵送で送付する流れとなる。審査は県中事務所にある集中審査室が行う。
アップロードは複数件数(1ファイルは100MBまで)できる。審査の経過は「検査日調整中」「審査待ち」などアイコンで示される。申請日(期間)、申請種別、物件名(部分一致可)、進捗状況、担当者名、新着、物件詳細で検索・リスト化できるため、物件管理にも役立つ。来所が不要となることから、紙出力や交通費などのコストが削減できるなどのメリットがある。
利用を希望する声は多く、センターでは早期に、本申請もWeb経由を可能としたい考えだ。
20日には南相馬市で開催しており、5月にはいわき、県中、会津の各事務所管内でも開く。参加費無料。
日程は次の通り。
▽いわき方部=5月17日、いわき市労働福祉会館▽県中方部①同19日、郡山市安積総合学習センター(サンフレッシュ郡山)②同26日、白河市大沼地区行政センター▽会津方部①同24日、アピオスペース②同30日、あたご館※定員はいわき130人、南会津20人、ほかは80人。午後1時半~4時20分


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