福島建設工業新聞社

本宮市除染支援事業組合(石橋英雄組合長)は20日、本宮市の本宮商工会館で技術講習会を開いた。出席者は放射線・除染に関する講義、同市内で行った民間住宅モデル除染の結果報告、技術指導などを通し、今後本格化する市内除染作業に備えて知識を深めた。
同組合加盟77社の代表者や従業員ら約110人が出席。石橋組合長があいさつし、除染情報プラザ派遣専門講師の庭野定次氏らが放射線や除染等業務に関して講話した。
本多英男菅野建設工業土木部長、小林典彦川名建設工業工事部長が市内の民間住宅で実施したモデル除染の概要や作業内容、結果を報告し、技術指導を行った。また組合の技術委員会から資材調達、線量計等除染器具などについて説明した。
講習会終了後は、受講各社出席者に組合発行の認定書を交付。27日にモデル事業として行う本宮・五百川小学校プールの除染業務は、同組合が受託しており、各種組合事業を通して加盟各社が今後本格化していく市発注の除染業務に備えていく。

本格化する除染に備えて開いた技術講習会(右写真)