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トピックス
2012.06.29
相馬港2号ふ頭先端護岸完成/初の本格復旧工事担う/避難中の横山建設
東日本大震災で甚大な被害があった相馬港で、2号ふ頭先端護岸災害復旧工事が震災後の本復旧として初めて完成した。
相馬港湾建設事務所が発注、昨年12月5日に着工、7月3日の工期満了を前に27日竣工検査が行われた。施工者は原発事故で警戒区域に指定され、本社機能を二本松市に移している浪江町の横山建設(横山佳弘社長)。
3月11日の津波で、2号ふ頭では先端護岸をはじめふ頭内の県営上屋など港湾施設が壊滅的な被害を受けた。先端護岸の本復旧工事は流された直立消波ブロックの撤去と2カ所67mの再設置。
相馬港では沖防波堤が全壊に近い状況のため外洋から波が入り静穏度が低く、波浪など気象条件に左右され各復旧工事現場とも施工条件は厳しい。横山建設は原発事故により社員全員が避難し、仮設住宅などで暮らす状態の中、社員を呼び戻し相馬港近くに仮設事務所を置いて施工に当たった。
相馬港の復興には、沖防波堤の復旧が最重要。2号ふ頭の先端護岸が完成したことで、沖防波堤に使うケーソンを製作するフローティング・ドックの接岸が可能となり人員配置、資機材搬入がスピードアップした。
完成した先端護岸(手前)とフローティング・ドック(右写真)
相馬港湾建設事務所が発注、昨年12月5日に着工、7月3日の工期満了を前に27日竣工検査が行われた。施工者は原発事故で警戒区域に指定され、本社機能を二本松市に移している浪江町の横山建設(横山佳弘社長)。
3月11日の津波で、2号ふ頭では先端護岸をはじめふ頭内の県営上屋など港湾施設が壊滅的な被害を受けた。先端護岸の本復旧工事は流された直立消波ブロックの撤去と2カ所67mの再設置。
相馬港では沖防波堤が全壊に近い状況のため外洋から波が入り静穏度が低く、波浪など気象条件に左右され各復旧工事現場とも施工条件は厳しい。横山建設は原発事故により社員全員が避難し、仮設住宅などで暮らす状態の中、社員を呼び戻し相馬港近くに仮設事務所を置いて施工に当たった。
相馬港の復興には、沖防波堤の復旧が最重要。2号ふ頭の先端護岸が完成したことで、沖防波堤に使うケーソンを製作するフローティング・ドックの接岸が可能となり人員配置、資機材搬入がスピードアップした。
完成した先端護岸(手前)とフローティング・ドック(右写真)
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