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2012.10.25

校舎屋上など未実施部に着手/学校施設の除染/郡山市

郡山市は23日から、市内小中学校の校地内放射線量の一層の低減を図るため、校舎屋上や外周部などの除染事業に着手した。作業は郡山市除染支援事業協同組合が委託を受けている。
同市では、湖南地区を除く小学校60校、中学校27校すべてで、23年度に校庭表土の除去。今年度はプール等の除染を実施したが、児童生徒の安全安心の確保に向け、未実施の校地内の植栽剪定や校舎屋上、中庭などのインターロッキングブロック等の除染に取り組むことになった。薫小、桜小、橘小、開成小、高倉小から着手する。作業期間は1校あたり10日程度を見込んでいる。
23日に行われた薫小学校の作業には作業員14人が参加。作業に先立って鈴木隆市生涯学習部施設管理係長が「子供たちの更なる安全安心の確保に皆さんの力が必要。安全作業で進めてほしい」とあいさつした。作業では、線量が毎時0・36μSv(50cm)の校庭周辺の植栽を大胆に剪定したほか、0・4μSvの校舎屋上では作業員が高圧高温吸引洗浄により除染を行った。

校舎屋上の除染作業


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