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2012.11.30

ものづくり力さらに磨きを/県職業能力開発促進大会/卓越技能者ら表彰

県職業能力開発促進大会が29日、福島市のウェディングエルティで開かれた。県卓越技能者(県名工)らの表彰を通じ、技能の振興とものづくりの技継承へ、誓いを新たにした。
県内の職業能力開発関係者が集い、職業能力開発や技能評価の重要性をアピールしようと開いている。県と県職業能力開発協会、県技能士会連合会の主催。
内堀雅雄副知事が「匠の名にふさわしい技は同じ道を志す人の模範。本県復興のカギを握るものづくり力に磨きをかけ、子供たちが将来に夢と希望を持てる福島県を築きたい」と受賞者をたたえた。
来賓の斎藤勝利県議会副議長、荒井祐輔県名工会長が「産業の活力を取り戻すことなくして本県の復旧・復興はなし得ない。その源は優れた技術力だ。今後とも自己研さんと後進の指導に一層尽力、本県産業界の振興に力を尽くしてほしい」と祝辞を述べた。
受賞者を代表して県名工の古溝忠一さん(塗装工)が「努力と創意工夫を重ねてつかんだ成果には喜びを感じる。受賞を機に、技能を志す者の魂を忘れず研さんを重ね、後進技能者を育てることで社会発展に寄与したい」と謝辞を述べた。
大会第2部は、22年度の卓越技能者(現代の名工)厚生労働大臣表彰を受けた東日本旅客鉄道郡山総合車両センター企画課の浜津修弘氏が「未来の溶接を担う人づくりの実践」と題して記念講演。溶接指導者として思うことなどを取り混ぜて、人づくりへの思いを語った。
今年度の受賞者は県卓越技能者9人、職業能力開発事業功労者などの知事感謝状18人、県職業能力開発協会長賞が職業訓練や技能検定などの功労者ら31人。

内堀副知事から表彰状を受ける受賞者(右)


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