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2021.02.22

造園マイスターが苔玉づくり伝授

県職業能力開発協会・県技能振興コーナー主催の「ものづくり体験教室」が10日、鏡石町の町立第一小学校で開かれた。関根巨樹さん(花月庭園)ら4人の造園マイスターが講師を務め、苔玉づくりを通して児童らに、ものづくりの楽しさや素晴らしさを伝えた。
厚生労働省からの受託事業「若年技能人材育成支援等事業」の一環で行った。将来を担う子どもたちにものづくりの魅力を伝えて、技能に関する興味、関心を高めるのが狙い。学校側も環境問題を考えるキャリア教育推進の一環として協力した。
同小の6年生98人と保護者4人が参加した。初めに関根さんが講話し「造園業は自分の生活と空間を住みやすくする仕事。環境にやさしい苔玉づくりを通して、ものづくりの面白さを感じてください」と述べた。
空気浄化能力など苔の特徴や能力を説明した後、関根さんが苔玉と竹製の器づくりの技術を実演、披露した。
児童たちは関根さんや西東一守さん(西東植物園)、新肇さん(創苑)、野尻晃さん(野尻緑産)の指導を受けながら、苔玉づくりに挑戦していた。完成した苔玉は児童たちへの卒業記念として贈られた。


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