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2013.01.29

相馬市大浜・古磯部地区海岸災害復旧工事着工/相双建設事務所が消波ブロック据付開始

相双建設事務所が進める海岸災害復旧工事のうち相馬市の大浜・古磯部地区海岸災害復旧工事の安全祈願祭と着工式が25日、相馬市磯部字大洲地内で行われ、関係者が無事故・無災害を祈願、消波ブロック据え付け工事が始まった。
関係者約50人が出席。安全祈願祭では鈴木潤一県土木部次長、佐藤憲男相馬市副市長、齋藤勝利地県議会副議長と施工者の小野貞人小野建設社長、後藤英之後藤建設工業社長、関場直隆関場建設取締役、植村賢二中村土木社長が鍬入れし玉串を捧げた。
着工式では鈴木次長が「相馬市で大津波の被害が最も大きかった地区で海岸堤防整備が本格着工する。大津波にも耐えられる高さ7・2mの強い構造とし地域住民の生活再建につなげたい」とあいさつ、佐藤副市長、斎藤副議長が祝辞を寄せ、工事の円滑な推進に期待を示した。セレモニーでは鈴木次長の工事開始宣言に合わせて佐藤副市長、梅津達男相双建設事務所長、施工者らが開始ボタンを押し、海岸で待機していた大型クレーンが消波ブロックを積み上げ据え付けると出席者が拍手を贈った。
大浜地区海岸災害復旧の全体工事費は約131億円。全体延長5249mのうち南側4705mで消波ブロック工を開始した。消波ブロック施工のため仮道工を完了し今回の据え付け開始となった。海岸堤防工施工のための仮締切堤防・仮道を整備し堤防本体の工事に入る。
古磯部地区海岸堤防災害復旧の全体工事費は約16億円。全体延長496mのうち478mで仮締切堤防が整い消波ブロック据え付けを開始する。
両地区海岸で使用する消波ブロックは約2万4000個。工期は27年度まで。

大型クレーンによる消波ブロック据付


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