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2013.04.16

被災高齢者向け災害公営住宅・狐穴井戸端長屋が竣工/相馬市/植村中村土木社長が市長にカギ手渡す

相馬市内で東日本大震災津波被害が最も大きかった磯部地区に建設された被災高齢者向け災害公営住宅・狐穴井戸端長屋(曲屋タイプ)が完成し12日、現地で竣工式が行われた。
立谷秀清相馬市長は「人とのつながりを意識できる施設に仕上がった。従来の近所づきあいの場、災害時の拠点として活用してほしい」とあいさつ。建設費の一部を支援した台湾紅十字組織の葉金川副会長、粉川直樹日本赤十字社国際部主幹、斎藤勝利県議会副議長が「地域の歴史、文化を活かすことが復興につながる。井戸端長屋はそれを具体化する施設となる」と祝辞を寄せた。
設計・施工を行った中村土木・積水ハウス相馬磯部地区災害公営住宅建設工事共同企業体を代表して植村賢二中村土木社長らが立谷市長にカギを手渡した。
施設は軽量S造平屋964・1㎡。12世帯が入居可能で9戸は決定した。共同の食堂、介護対応の浴室、介護スタッフのスペースなどを設けた。
磯部狐穴地内には井戸端曲屋を皮切りに近隣に公民館、災害公営住宅、集会場を整備し復興のシンボルとする。


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