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2011.08.02

只見町 8橋が落橋など被害 8地区で断水

会津地方の集中豪雨で被害が大きい只見町では、1日現在、町道5橋を含む7橋で落橋か崩落などの被害が出た。このうち伊南川にかかる町道福井小川線の小川橋(136・3m)は完全に崩落した。このほか峰沢橋も落橋、楢戸橋、万代橋、五礼橋も橋が歪むなど被災し通行止めとなった。
国道は252号の蒲生橋、289号の堅盤橋で被災。叶津にある架設から45年経過した堅盤橋(37m)は、橋脚部の地盤が流され沈下、橋中央部付近が大きく沈んだ。橋脚には流木が散乱している。
橋梁には水管橋を併設するため小川、黒谷入、叶津、入叶津、寄岩、蒲生、塩沢、宮淵の8地区で断水、7月31日時点で390世帯(889人)が断水した。
町内の企業が復旧を進め、31日には叶津と蒲生を結ぶ堅盤橋付近の復旧により通行を確保した。
只見川沿いで住宅地や住宅内にあふれた土砂などの撤去も困難を極めている。土砂置場もすぐには見つからず、地権者と交渉しながら仮置場に土砂などを運んでいる。
南会津町では土石流が多発した。国道401号の伊南地区浜野では、場所が把握できないほど国道に土砂が流れ込んだ。同区間では一時、43人が道路内に取り残されたが、地元企業なども土砂撤去に加わり、全員が避難した。
地元関係者が「沢という沢から土砂が流れた」と話すように、南会津建設事務所でも現時点で被害数を把握できる段階にない。このほか352号の伊南地区でも土石流などにより通行止めとなっている。


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