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2013.05.08

トンネル化へゆるキャラも応援/博士峠を挟んだあいづじげん(会津美里町)とからむん(昭和村)

国道401号博士峠の早期トンネル化を実現しようと地元の「ゆるキャラ」たちも立ち上がった。昭和村の「からむん」と会津美里町の「あいづじげん」の2体の公式マスコットキャラクターで、今月4日に開かれた「第9回博士山水芭蕉祭り」に応援参加。祭りのオープニングセレモニーでは、トンネル化を訴える横断幕の前でガッチリと握手を交わして町村の「絆」の強さをアピールし、訪れた県内外の観光客らに支援を呼びかけた。
博士峠は昭和村と会津美里町に跨り、大沼郡を東西に分断。峠頂上部を挟んだ約13kmの区間は幅員狭小、急勾配のうえ急カーブが連続、冬期間は豪雪のため通行不能となる。国道401号では昭和村大芦地内「新鳥居峠」と並んで県内最大の交通の難所で、会津と奥会津地域の連携強化と活性化からも早期改築が望まれている。
「からむん」は今年4月に誕生した村の公式マスコットキャラクター。村を愛する「からむし」と「カスミソウ」の妖精で、からむし織の着物を着て「カラ~」と鳴くのが口癖。「あいづじげん」は町の町村合併を記念して平成17年10月に誕生。町の創生をイメージして「卵」を図案化し、町出身とされる天海大僧正・慈眼大師にちなんで命名、県内のゆるキャラでは抜群の知名度を誇る。
水芭蕉祭りは、同実委員会の主催で今年が9回目。峠西側に当たる昭和村小野川地区の「水芭蕉としらかばの杜」を会場に開かれ、村産の食材を使った加工食品やお土産なども販売される。水芭蕉としらかばの群生林を散歩する遊歩道も整備されており、昭和村に春を告げる祭りとして毎年、県内外から多くの観光客で賑わう。
オープニングセレモニーには2体のマスコットキャラクターのほか馬場孝允昭和村長や渡部英敏会津美里町長、杉山純一県議、金子恵美参議院議員らも出席した。馬場村長がマスコットを紹介して、来場者に対して峠のトンネル化へ支援と協力を呼びかけた。


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