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2013.05.10

福島河川国道事務所/国道4号を除染/六魂祭会場を先行実施

東北地方整備局福島河川国道事務所は9日、福島市の国道4号・13号の除染工事現場を公開した。4号の東北六魂祭会場の除染を先行実施するとともに、祭りでパレードする車道本線部の舗装修繕、中央分離帯更新を行っており、安全・安心度の向上を図ると同時に快適な道路空間で祭りの参加者、来場者を迎える準備を進めている。
福島市の渡利・中央地区の面的除染が進んだことから、同事務所管内初の除染工事としてエリア内の国道4号と13号の一部区間で実施している。対象は4号が弁天橋付近から松川橋付近までの4700m、13号が信夫山トンネル南側600m。路肩、歩道、側溝、ガードレールなど付属物などを除染する。施工は寿建設。工期は10月31日。
このうち東北六魂祭の会場となる1250m(舟場町交差点~旭町交差点)を先行している。限られた予算で事業効果を上げる取り組みの一環として舗装修繕、中央分離帯更新を前倒して除染工事に組み入れた。
裁判所入口交差点から北五老内町交差点までの120m区間の除染作業を公開した。作業員13人が3班体制となり、歩道・排水枡の堆積物除去、照明灯やガードレールの拭き取り、植樹枡の表土入れ替え(5㎝)を行った。歩道は人力で堆積物を掃き出しスイーパーで回収、排水枡はスコップで堆積物を上げ土のう袋に入れた。
廃棄物は県庁東分庁舎敷地内に市が設置した仮置場に搬入する。先行区間の除染完了は27日を予定、天候によっては早まる見通し。
同事務所は今後も、市町村除染の進ちょくに応じて、直轄国道等を除染する方針。中央地区の除染状況によっては、13号の今回実施区間より南側の実施も見込まれている。


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