福島建設工業新聞社

伊達市の利根川組は13日、地域貢献活動の一環としてプール開きを控える同市霊山町地内の掛田小学校プールで除染と清掃奉仕作業を行った。
同社は24年に同小グラウンドの整地作業などをボランティアで実施。今年はプール開きを前に、児童や父兄らの不安解消につなげてもらおうとプールサイドやプール内の除染作業、施設内の清掃作業を実施した。
作業には利根川社長をはじめ同社社員7人が参加。汚染水回収機能付高圧洗浄機を使用してプール内やプールサイドを洗浄し、施設内で掃き掃除などを行った。同小プールでは24年度に除染作業を実施したが、さらなる安全・安心の確保へ同社が今回、学校やPTAの賛同を得て再度、除染・清掃を行った。
利根川社長は「真の地域貢献へ、われわれの持つ機械、人材で対応できるボランティア活動を継続し、業界のイメージアップにもつなげていきたい」と述べた。同社では今後、24年度の除染作業でプール周囲の植木などが除去されたままの状態に対応するため、同小プールを囲う目隠しプレートを寄贈する。また6月4日には小国小学校プールで同様の奉仕作業を行う予定。