福島建設工業新聞社

8月の道路ふれあい月間と10日の「道の日」にちなんだ会津若松建設事務所管内の道路美化作業が8日行われ、12団体約230人が道路清掃などに取り組んだ。小学生の一日道路パトロールも行われ、道路の大切さをアピールした。
道路の役割と道路愛護の心を育んでもらおうと道の日に合わせて実施しているもの。会津若松建設事務所、東北地方整備局郡山国道事務所会津若松出張所、会津若松市建設部職員と県建設業協会若松支部をはじめ建設関係の9団体が参加した。
旧会津陸上競技場で行った出発式では、室井良文会津若松建設事務所長が「会津を訪れる人たちへのおもてなしの心で取り組もう。ふるさと会津の魅力を高めるため、道路環境の一層の向上を図っていきたい」とあいさつ、加藤明男市建設部長が「道路に対する地域住民の理解が深まる」とお礼の言葉を述べた。
一日道路パトロール隊員に任命された市立城北小学校の萱森寛仁君と五ノ井基煕君に室井所長が委嘱状を渡した。2人はパトロール車に同乗し、道路パトロールを体験。生活に欠かせない道路の大切さについて理解を深めた。
作業は国道118号、121号、401号、県道会津若松裏磐梯線や市道など主要道路に捨てられた空き缶やペットボトル、雑誌、プラスチックなどのごみを回収したほか、雑草の草刈りや縁石に溜まった堆砂除去など道路景観の向上に取り組んだ。
また、県塗装協会と県交通安全施設業協会の両会津支部は、道路表示や安全標識、反射鏡など交通安全施設の点検作業を行った。このほかの参加団体は県建設業協会若松支部、県測量設計業協会会津若松支部、県造園建設業協会若松支部、会津管工事協同組合、県空調衛生工事業協会会津支部、県法面保護協会、会津若松市北会津地区建設業組合。

一日パトロールの委嘱状を受ける児童