福島建設工業新聞社

郡山市、郡山地方広域消防組合消防、同市消防団は8月31日、開成山公園を中心に総合防災訓練を行った。
県沖を震源とする地震が発生し、建物倒壊や道路崩壊でライフラインが被害を受けた想定で、市役所に災害対策の拠点を設置し、品川萬里市長が防災対策本部長となり対応した。災害時の情報交換の協定を結ぶ東北地方整備局は、各種支援の窓口となる現地情報連絡員を派遣し、対応に努めた。
訓練には市内の各種団体から約3500人が参加した。このうち郡山市管工事協同組合は、サブトラックでライフライン等の応急復旧訓練や組立式貯水槽による給水訓練を実施した=写真=。品川市長らが見守る中、組合員が復旧作業に取り組み、技術力を示した。
これまでに整備してきた開成山野球場、開成山陸上競技場、郡山総合体育館の耐震補強が完了したため、一体的な利用を図ることも大きな目的。
このほか実施したのは、集客施設からの緊急避難訓練や、災害時の援護者避難、ポンプ車放水、耐震性貯水槽作動など多彩な内容。
参加した主な建設関連団体・企業はこのほか、東部瓦斯、県エルピーガス協会郡山支部、こおりやま建設協会、東北電力ら。