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2013.10.21

訓練校まつりで住民らと交流/福島職業訓練技能協会と福島共同高等職業訓練校

福島職業訓練技能協会と福島共同高等職業訓練校は19日、福島市の福島市職業訓練技能センターで職業訓練校技能まつりを開いた。作品展示や製作実演等を通して訓練生の習得した技能を発表するとともに、各種体験コーナーなどで来場した多くの地域住民らとの交流も深め、技能の重要性と魅力をPRした。
同校では現在、木造建築・左官タイル施工・建築塗装・建築板金科の4科25人が各技能の習得に励んでいる。訓練生が授業の成果と習得した技能を公開する場を設け、地域社会に技能の重要性や魅力、ものづくりの大切さなどをアピールしようと企画したもので、今年で5回目となる。
福島市、福島市名工会、県職業能力開発協会、福島建設工業新聞社などの後援。福島建設ユニオン、県北左官業連合会、県塗装協会県北支部、県板金工業組合福島支部、県畳工業組合福島支部などが協賛した。
開会式では古溝会長が「地域に根差した訓練校、日本建築文化の継承を目的に開催するもの。訓練生の確保が大変難しい状況だが、技能まつりを契機に各職業技能士育成、建築文化の継承、各訓練の充実など今後も積極的に対応していきたい」とあいさつ。渡辺千賀良福島市商工観光部次長、菅野文衛県職業能力開発協会専務理事らが祝辞を寄せた。
まつりでは、訓練生や指導員(市名工)らの作品を展示。銅板による折り鶴・文字プレート製作等の実演コーナーやチビッコミニ建前、本箱づくり、かんな掛け、丸太輪切りへの絵描き・色付け、ミニ畳工作、光るどろだんご、手形等石膏型抜きなどの見学者体験コーナーを設けたほか、豚汁や綿菓子等も振る舞われ、多くの来場者でにぎわった。
各イベントで訓練生の学習成果が発表され、来場した市民らは訓練生との交流を通して日本古来の伝統技能の魅力と重要性に理解を深めた。


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