福島建設工業新聞社

いわき市の久之浜震災復興土地区画整理事業の安全祈願祭と起工式は11日、久之浜町久之浜字町後地内の現地で行われた。
関係者約50人が出席。祈願祭では清水敏男市長、大谷誠二いわき建設事務所長、施工の水野谷正一水中組社長がクワ入れし、工事の安全を祈った。
引き続き起工式が行われ、清水市長が「安全で活力ある市街地の早期回復を目指す。事業着手により、津波被災地の復興が大きく加速するものと期待する」とあいさつ。高木桂一都市建設部都市復興推進課長が工事概要を説明した。
市の震災復興土地区画整理事業は、津波により甚大な被害を受けた沿岸市街地6地区で実施する。久之浜地区は28・3㌶(うち高台部3・1㌶)を対象に流出家屋基礎撤去工(150棟、浄化槽撤去104カ所)を行った後、26年度に道路などの公共施設整備に取り掛かる。事業完了は27年度を予定している。
市がURに委託して進める豊間・薄磯震災復興土地区画整理事業の合同安全祈願祭と起工式は15日午前9時半から、平薄磯字小塚地内の現地で行われる。