福島建設工業新聞社

第2回県高校溶接技術競技会が14日、福島市の福島職業開発促進センターで開かれ、7校30人が競い合った結果、個人の部で最優秀賞に馬場玄典君(郡山北工業高校)、団体の部で郡山北工業高校が優勝校となった。
ものづくりの基盤技術・溶接技術の若者への伝承を目指して、県溶接協会(伊藤賢一会長)が県、関連企業の後援・協賛を得て昨年から開いている。今年は昨年より参加校2校、参加選手9人が増えた。
開会式で伊藤会長が「日ごろの練習成果を発揮し、熱い戦いを繰り広げてほしい」とあいさつ。来賓の関根毅県教育庁高校教育課指導主事は「競技会に参加した自信と誇りを持って、復興を担う技術者として活躍を」と激励した。
参加校は福島工業、二本松北工業、郡山北工業、小野、喜多方桐桜、平工業、小高工業の7校。競技種目はJIS規定の手溶接技能評価試験のアーク溶接基本課題。外観試験で審査した。
また、来年4月に東京ビッグサイトで開かれる全国選抜コンクールには、1・2年生で最上位の矢吹裕貴君(郡山北工業)が出場する。
入賞者・校は次の通り。
◆個人の部▽最優秀賞=馬場玄典(郡山北工業)▽優秀賞=西牧優希也(平工業)▽優良賞=吉田泰斗(小野)▽奨励賞=北島嘉樹(福島工業)矢吹裕貴(郡山北工業)益山翼(小高工業)安田知泰(福島工業)星あずさ(郡山北工業)落合高浩(喜多方桐桜)鈴木健也(小野)斎藤圭佑(平工業)◆団体の部▽優勝校=郡山北工業高校

競技課題に取り組む参加者