福島建設工業新聞社

県電設業協会(大槻博太会長)は28日、福島市のエルティで第74回定時総会‌を開いた。今年度は時間外労働時間の上限規制を踏まえ、働き方改革を一層進める必要があるため、関係団体等と連携した研修会、要請活動等を実施し、建設DX技術の習得や施工環境の改善を図る。インターンシップ支援事業等により担い手の確保・育成にも努める。
会員38人が出席した。大槻会長が休日確保や長時間労働の是正など、働き方改革が求められる建設現場の環境変化を「新しい世界」と表現した上で、「週休2日を実現するためには建築、設備、電気が協力し現場をまとめる、三位一体の形を築き上げなければならない。業界の新しい第一歩を共に踏み出していこう」と呼び掛けた。
今年度は、設備工事における働き方改革の推進に向けて、建築関係団体との連携を強化し、必要に応じて発注機関への要請活動を行う。6月5日に福島市の杉妻会館で①県設備工事の働き方改革②県入札制度③県ZEB、木造化・木質化ガイドライン―をテーマとした県総合設備協会主催の研修会を開催する。