福島建設工業新聞社

東北地方整備局磐城国道事務所事故防止対策委員会(会長=原田洋平同事務所長)は13日、南相馬市の原町維持出張所管内で工事現場安全パトロールを実施した。
同事務所や、出張所職員、工事受注業者ら約30人が参加した。原田会長が「パトロールした結果を共有し、現場作業をより安全にするきっかけとしてほしい」とあいさつし、参加者は双葉町の双葉地区橋梁下部工工事(田中建設の施工)現場を視察した。
若尾信之同出張所長が点検現場の概要を説明。建設機械の管理状況、墜落や転落、飛来落下等の防止対策などを重点的にチェックした。
パトロール後は浪江町のふれあい交流センターで検討会を開いた。各班で点検内容を取りまとめて結果を報告。同事務所の工藤嘉則事業対策官が講評した。
パトロールに同行した富岡労働基準監督署の鈴木慎悟労働基準監督官が講話し、昨年の死亡事故事例等を紹介。今後発生しやすくなる熱中症についても対策等を提示するなど注意喚起した。