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2024.06.24

浪江町特定帰還居住区域の除染等始まる

浪江町の特定帰還居住区域内で環境省による除染・解体工事が20日、始まった。
浪江町の復興再生計画面積は井手、小丸、大堀、酒井、室原、羽附、津島、下津島、南津島、赤宇木、川房、昼曽根各一部の計約710haで、町内の帰還困難区域1万7478haの4%に当たる。特定帰還居住区域の除染・解体着手は3例目で、既に着工した大熊、双葉両町の区域と比べ、山間部での工事個所が多い点が特徴。計画期限29年12月31日。
第1回工事の施工は大成・村本JVが担当し、特定復興再生拠点区域分を含め除染52.6ha、解体71件(当初発注数量)を行う。工期25年3月31日。
この日は同町大字羽附字羽附地内の農地(水田)で除染を行った。支障木の伐採・伐根、除草、不陸整正、表土の削り取り、客土、地力回復、耕起の流れで進める。このうち表土の削り取りは約5㎝厚を除去して放射線量を低減し、約15㎝厚の県内産山土で覆う。除去した土壌はフレコンバッグに封入し、大熊、双葉両町にある中間貯蔵施設区域に輸送する。


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