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2024.06.26

土木初任者研修スタート/県建設業協会

県建設業協会(長谷川浩一会長)の今年度土木初任者研修が24日、福島市の県建設センターで開講した。会員企業や県土木部職員の若手技術者25人が参加。7月5日まで(土・日曜日除く)、技術者同士交流を深めながら土木工事現場の初歩的な知識・技術の習得を目指す。
協会が2021年度に創設した新人向け教育講座。10日間で①土木概論(8単位)②現場運営(12単位)③設計図の見方(7単位)④測量(40単位)-を研修する。
初日の土木概論では、相澤広志専務理事が「土木のこころ」と題して講話。「日本の近代化を支えたのは、土木技術者といっても過言ではない。歴史を作るやりがいのある仕事」と述べ、県土づくりに貢献した技術者として、いわき市の小川江筋開削に尽力した澤村勘兵衛氏らを紹介した。
利便性の高いインフラ施設の提供、安全で働きやすい現場環境づくりなど「土木技術者の根底にあるのは、みんなを幸せにすること」と説き、「仕事を通じて、人を幸せにする気持ちを大切にしてほしい」とエールを送った。
猪狩浩一県土木部技術管理課主任主査が地域建設業の役割、建設業の仕事と基礎知識等について講義。今年4月から建設業に適用された時間外労働上限規制、建設DXや新3K、公共事業の流れ、インフラメンテナンスなどを解説した。
午後は東北地方整備局福島河川国道事務所発注の工事現場①国道13号福島西道路Ⅱ期・大森地区橋梁下部工②同・浅川トンネル③国道399号伊達橋災害復旧-を見学した。


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