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2014.02.14

郡山鳶土木建設業組合/発足50年の節目祝う/伝統継承と復興にまい進

郡山鳶土木建設業組合は8日、郡山市のホテルハマツで組合発足50周年の記念式典を行い、組合の発展を支えてきた功労者を表彰するなどこれまでの歩みを振り返った。
式典に先立ってホテルロビーで纏振りと梯子乗りが披露され、親鳶の木遣り歌に合わせて纏振りが行われたほか、梯子乗りでは2人組の大技など5組の乗り手が次々に技を決め、宿泊客らの歓声を受けていた。
式典には組合顧問の根本匠復興大臣、佐藤憲保県議会議員、佐藤徹哉郡山市議会議員のほか、品川萬里郡山市長、高橋隆夫同市議会議長、石原章男県鳶土木工業連合会長ら来賓など72人が参加。佐藤吉雄組合長が「震災時には2次被害防止へ家屋解体に取り組んだほか、復興の槌音が響く中、足場設置などに取り組んでいる。市と災害協定を結び、郷土の安全・安心へ行政ほか関係各位と協力するなど、組合員一丸となって貢献していきたい」とあいさつした。
来賓祝辞では、石原会長が「組合発足の昭和39年は東京オリンピックが開催され、以来、高度経済成長、バブル崩壊、震災と激動の時代を歩んだ50年は義理と人情とやせ我慢を貫いた鳶の鏡として進んでいただいた。震災では建設業が国土建設の基盤であることが証明された。これからも建設業界の進歩と日本の再建に向け、鳶の誇りを胸にまい進してほしい」とあいさつ。根本大臣が「梯子乗りで鳶の優れた技術と胆力を見せていただいた。今年一年は本県が大きく動く年としたいが、鳶の力なしに復興は望めない。50周年を契機にさらなる力添えを」と要請した。
品川市長が「梯子乗りでは演技者もさることながら、下で支える人たちの姿に熱いものを感じた。チームワークで復興に協力を」と激励し、佐藤県議が「50年間は一言で言い尽くせない努力があったと推察する。技術と伝統をつないできたことを自信を持って誇っていただきたい」と称賛した。高橋議長の発声で乾杯し、祝宴に入った。横浜木遣会(斉藤雄次郎代表)と3人の歌い手が祝いの木遣り歌を歌いあげるなど、祝宴に花を添えた。


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