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2024.07.03

橋梁現場でME基礎コースの現場実習‌

ME育成講座・第9回ふくしまME基礎コースの現場実習‌が29日、福島市の信夫橋で行われ、官民の技術者142人が橋梁の損傷状況を実際に確認しながら、点検の方法や留意点等を研修した。
講座は、公共土木施設の基礎的な診断知識を備え点検作業ができる技術者の育成が目的。計5日間のカリキュラムを履修し試験に合格した技術者を、ふくしまインフラメンテナンス技術者育成協議会が「ふくしまME基礎」として認定する。第9回講座は4日に最終の座学、9日に試験が行われる。
信夫橋は、県道水原福島線の荒川に架かるRC7径間オープンスパンドレルアーチ橋(185m×11m)で、両側に鋼製の側道橋が設置されている。いずれも判定区分Ⅱ(予防保全段階)。福島市南町~柳町地内。
受講者は2班各6グループに分かれ、①コンクリート構造物(地上)②同(リフト車)③鋼構造物(地上)④同(リフト車)⑤橋面⑥点検-をローテーションで実習。高所作業車等を用いながら床版や桁等の損傷を確認したほか、測定機器を使って橋脚等の点検作業を体験した。
実習終了後、県建設センターに移動し、実習内容を踏まえ、各班で意見交換を行った。日本大学工学部の笠野英行准教授やふくしまインフラ長寿命化研究会会員らが指導した。


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