トピックス

2024.07.10

会津若松で東北クレーン塾

全国クレーン建設業協会(芝﨑祐一会長)は6月20日から今月11日まで、会津若松市の金堀重機で移動式クレーンのオペレーターを育成する「東北クレーン塾」を開いている。福島支部(春田一真支部長)が現地事務局を務めており、県内での開催は今回が初。県内在住の2人を含む8人が受講している。
厚生労働省の建設労働者育成支援事業として、求職者の資格取得と技術習得を支援する取り組み。座学で建設業界の基礎や社会人としてのマナーを学ぶほか、実機訓練、安全衛生講習などを行う。移動式クレーンと大型特殊自動車の免許取得合宿も組み込まれている。
5日に行われた実技訓練では、同社のオペレーター4人を講師に、より実際の仕事に近い形式でブームの操作などを学んだ。受講者からは「クレーンの動きの繊細さに驚いた」「職業訓練の大変良い機会に恵まれた」「Uターン就職をする際に、建設業を視野に入れたい」、指導したオペレーターからは「資格が取得できれば、業界に入って生かしてほしい。どこかの現場で顔を合わせることがあればうれしい」などの感想が出た。
春田支部長は「人材不足の中で、入職前に教育できるシステムは業界側としても大変ありがたい。来年度以降も継続して開催できるよう取り組んでいきたい」と話した。


ニュース一覧

トピックス

ニュース一覧