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2024.07.22

3次元設計作成を体験/県建協初級者研修

県建設業協会(長谷川浩一会長)は18日、福島市の県建設センターでICT活用工事に係る3次元データ活用体験会(初級編)‌を開き、会員企業の技術者がパソコンを用いて3次元設計データを作成した。
生産性向上や働き方改革の実現に向け、同協会は建設DX関連技術の習得・活用に力を入れており、ICT施工やBIM/CIMなど各種研修に取り組んでいる。今回はICT活用の入口となる3Dモデルの基礎を学ぶ体験型研修で、13人が受講した。県土木施工管理技士会、県公共工事品質確保・安全施工協議会との共催。
遠藤勇治福井コンピュータ北日本営業所上席主任が、施工や出来形管理などICT活用工事のプロセスでベースとなる3次元設計データの重要性を説いた上で、作成方法を指導した。受講者は同社の土木施工管理システム「EX-TREND武蔵」を使って道路の3次元設計データづくりに挑戦。発注図書(CAD)の読み込みから図面の確認・照査、主要点座標・路線線形・縦断線・横断線等の入力までの工程を体験し、ICT施工や出来形管理など使用目的別のデータ出力方法も学んだ。
協会では今年度、6月に県土木部と共催でICT技術に関する研修会を開いており、9月と10月には東北建設業協会連合会が各県で開催する建設DX研修を行う予定。開催状況を踏まえ、このほかのDX関連研修の企画を検討する。


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