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2014.02.21

建築系高校優秀作品表彰/5校18人に栄誉/コラッセで24日から作品公開

福島建設工業新聞社、県建築士事務所協会の共催による第6回県建築系高校卒業設計優秀作品表彰式が21日、福島市の福島ビューホテルで行われ、5校18人に表彰状と盾、記念品が贈られた。県、県教育委員会の後援。
各高校の卒業設計の中から特に優秀な作品を各校に推薦してもらい一堂に集めて表彰することで、生徒の建築設計技術や意欲の向上を図る。来賓の野内忠宏県土木部建築担当次長、協賛団体から安村敏之県建設業協会事務局長、松隈仁吉県建築士会長、白井武男県建築設計協同組合理事長、遠藤知世吉日本建築家協会東北支部福島地域会広報委員長が出席した。
主催者を代表し齋藤直樹本社代表取締役社長が「建築はもちろん、高校生として必要な学業の成果が評価されたものであり、3年間の努力に敬意を表したい。人と社会へのまなざしを忘れることなく、さらなる勉学や研さんに励み、風土と歴史に育まれた建築技術を継承し新生ふくしまの創造に貢献してほしい」とあいさつ。
来賓を代表し野内次長が「高校生活で学んだ成果が見事に発揮された秀作で、工夫やアイデアにあふれていると大いに感心した。卒業設計に取り組んだ熱意を忘れることなく今後に生かし社会への貢献に努めてほしい。次世代を担うみなさんが本県建築界で大いに活躍することを願う」と期待を寄せた。
田畑光三県建築士事務所協会長が一人ひとりに表彰状を手渡し、受賞者を代表して県立福島工業高校の星武秀君が「私たちは入学の1カ月前に震災を経験しました。これまでの3年間、震災や原発のニュースを見ない日はありませんでした。私たちは建築を学んだとはいえ、まだまだ未熟で経験も多くはありません。この受賞を糧にこれからも自信を持って歩いていき、復興にも携わっていきたい」と謝辞を述べた。
受賞作品は24~26日、福島市のコラッセふくしまアトリウムで展示し一般に公開する。


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