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2014.02.25

常磐自動車道/広野~富岡が再開通/早期の全線開通目指す

常磐自動車道広野~常磐富岡IC間16・4㌔間が22日、再開通した。未開通区間では、新地~山元IC間、相馬~新地IC間、浪江~南相馬IC間が26年度開通を予定。帰還困難区域の常磐富岡~浪江IC間が「平成26年度内を目指す他の開通区間に大きく遅れない開通を目指す」としている。
広野IC楢葉町側の本線上で行われた再開通式には、佐藤知事、太田昭宏国交相、根本匠復興相、森まさこ少子化担当相、沿線町長らが出席した。佐藤知事は「県土復興に弾みがつく一歩だ。一日も早い全線開通により震災後3年の節目として新しい福島の輪郭を形にしたい」と述べ、根本復興相は「常磐道の開通は福島再生の象徴。一日も早い全線開通により原子炉廃炉、早期帰還者への賠償を加速化する」と国の方針を示した。
太田国交相は「地域と困難な作業に従事した工事関係者に感謝したい。常磐道は復興の加速、県内はもちろん東北の復興に欠かせない」と述べ、早期全線開通に全力を挙げる考えを示した。
セレモニーでは、佐藤知事、太田国交相、根本復興相、森少子化担当相、徳山日出男国交省道路局長、小池剛東北地方整備局長、山内隆司大成建設社長、西本由美子NPOハッピーロードネット理事長、遠藤智広野町長、松本幸英楢葉町長、宮本皓一富岡町長らがヤマザクラの苗木を記念植樹、復興記念プレート「念ずれば花ひらく」を除幕した。
広野IC~常磐富岡IC間の再開通試走では関係者らが復旧、除染が完了した暫定2車線を往復走行した。同区間の常磐道は、道路規格第1種2級B、設計速度100㌔/時、規制速度70㌔/時、車道3・5㍍×2、路肩2・5㍍×2。


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