福島建設工業新聞社

県立テクノアカデミー浜の入学式は10日、南相馬市原町区の同校体育館で行われ、計測制御工学科20人、機械技術科15人、自動車整備科22人、建築科9人の計66人の新入生が地域復興に向けた高い志を胸に学校生活をスタートさせた。入学者数は昨年度に比べ8人増。
式では学科ごとに新入生の名を読み上げ入学を許可。代表の小笠原遼馬さん(機械技術科)が「苦難の時代でも学べることに感謝している。私たち若い力が復興に貢献できるよう技術をみがきたい」と宣誓。渡邉昭一校長は「復興に必要な人材育成を目指す視点で本校を運営しなければならない。前に進むことを意識し変化を恐れず実行し、専門分野の技術習得に全力で取り組んでほしい」と式辞を述べた。
星春男県商工労働部長が「恵まれた教育環境の中で助け合いながら技術を高め本県の未来を支える産業人として成長することを念願する」と知事の告辞を読み上げた。太田光秋県議会議員、桜井勝延南相馬市長、高橋隆助原町商工会議所会頭が祝辞を寄せた。