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2014.04.18

震災避難小学校に今年もこいのぼり掲揚/県電設業協会会津支部

東日本大震災と原発事故で避難し、不自由な生活を送っている子どもたちに元気を与えたいと県電設業協会会津支部(佐藤脩一支部長)は17日、大熊町立熊町・大野小学校など4校に県内各地から贈られた善意のこいのぼり約80匹を掲揚した。
こいのぼりの設置は、23年度から取り組み今年が4年目。旧河東第三小学校を仮校舎にしている熊町・大野小学校(児童数128人)をはじめ避難した児童が通っている会津美里町の高田小学校、新鶴小・中学校の4校に掲揚した。こいのぼりの損傷が進んでいたことから、今年3月にマスコミなどの協力で寄付を呼びかけ、県内各地から約250匹のこいのぼりが集まった。
作業は富士工業商会、会津電気工事、千葉電機商會、目黒工業商会、萩生田電設、佐藤電設、森口電気商会、和泉電機、星電気工事の会員9社が15日から3日間かけてロープ用支柱を設置、高所作業車で取り付けた。
熊町・大野小学校の掲揚式では佐藤支部長が「大熊町の人から贈られたこいのぼりもあります。多くの県民が応援しています。こいのぼりのように元気に勉強と遊びに頑張ってください」とあいさつ。室井照平市長が「元気に暮らすことが復興への近道。こいのぼりも応援しています」、武内敏英町教育長も「こいのぼりのように元気いっぱい楽しい学校生活を送ってください」と激励の言葉を贈った。
児童を代表して大野小学校6年の池田雄真くんが「素敵なこいのぼりをありがとうございます。たくさんの支援に感謝し、楽しい学校生活を送ります」とお礼の言葉を述べた。
午後からは高田小学校で掲揚式を行い、佐藤支部長らが子どもたちにエールを送った。


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