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2014.07.10

年貢町団地・木造復興公営住宅が起工/杉会津若松建設所長らがクワ入れ

会津若松建設事務所が整備を進める復興公営住宅「年貢町団地」の2・3号棟建設に伴う工事安全祈願祭が9日、会津若松市門田町の現地で行われた。屋内ガレージ付きの木造2階建て住宅で、木造で計画されている県営復興公営住宅で現地着工するのは同団地が初めて。
式には関係者約30人が出席した。杉明彦会津若松建設事務所長、吉田秀一会津若松市市民部長、渡辺利綱大熊町長、入谷康之入谷建設工業社長、吉川哲也萩生田電設専務、斎藤匡司興栄設備社長の6人がクワを入れ、関係者が玉ぐしをささげて、工事の安全と早期完成を祈った。
神事後、杉所長が「会津の気候に配慮し、温かみとゆったりできる木造住宅を一日も早く提供したい」と述べ、渡辺町長も「希望をつなぎ生活再建、復興への第一歩となる」とあいさつした。工事施工者を代表して入谷社長が「ふくしま復興の担い手としての使命感と責任感を持ち、3者の技術を結集し、無事故無災害で早期引き渡しを目指す」と決意を述べた。
木造の県営復興公営住宅は中通り、いわき市などででも計画されているが着工は同団地が初めて。木造2階建て2棟で総延べ床面積は722・64平方㍍。メゾネットタイプで3LDK2戸、2LDK6戸の計8戸。屋内ガレージ付きで各戸サンルームを設置、リビングダイニング吹き抜けタイプもある。設計は、はりゅうウッドスタジオ。総事業費は約1億4200万円で、竣工は27年1月中旬を予定している。
会津若松市内の復興公営住宅は、年貢町団地1号棟(RC造4階建て42戸)、同2・3号棟(8戸)、古川団地(RC造4階建て20戸)、城北町団地(W造30戸)の3団地で、合わせて100戸が計画されている。
※クワを入れる入谷社長ら


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