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2014.09.26

28年度運用へ向け起工/JAEAモックアップ施設・楢葉センター

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けて遠隔操作機器・装置の開発・実証を行う、モックアップ施設「楢葉遠隔技術開発センター」の安全祈願祭・起工式が26日、楢葉町山田岡地内の楢葉南工業団地で行われ、28年度の本格運用に向け工事の安全を祈った。
施設は、第一原発廃炉に向けた研究を加速させるため、日本原子力研究開発機構(JAEA)が原子炉格納容器下部の冷却水漏えい個所補修技術の実証実験、遠隔操作機器などの技術基盤確立に向けた開発実証試験を行う。
新設するのは研究管理棟S造4階建て延べ3661平方㍍、試験棟S造2階建て延べ6326平方㍍。研究管理棟は27年10月、試験棟は28年3月竣工を目指す。
式には政府関係者、地元の代表ら100人が出席。同機構の松浦祥次郎理事長、高木陽介経済産業副大臣、浜田昌良復興副大臣らと研究管理棟施工の小野俊雄安藤・間会長、基礎杭施工の村重芳雄五洋建設会長らがクワ入れ、地元選出国会議員、村田文雄副知事、松本幸英楢町長らが玉ぐしをささげた。松浦理事長は「原発事故を収束させるため廃炉作業を加速化させることが使命。復興のシンボルとなるよう期待に応えたい」とあいさつした。


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