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2014.12.09

未来を拓く道・常磐自動車道浪江IC以北が開通

常磐自動車道の浪江~南相馬IC間と相馬~山元IC間が6日開通し、浪江町から仙台市が高速道路で直結した。移動時間が大幅に短縮されることで、物流の促進、交流人口の拡大、救命救急活動の向上とともに遅れている相双地方の復旧・復興に弾みがつく。
開通区間は相馬~新地IC間8・5㌔、新地~山元IC間14・8㌔の延長23・3㌔と浪江~南相馬IC間18・4㌔。
一般車両の通行開始を前に宮城県山元町の本線上で開通式典が行われた。関係者約360人が出席。本県の内堀知事は「大動脈の開通は被災地復興の追い風。福島県の未来を拓く希望の道となる」とあいさつ。村井嘉浩宮城県知事は「東日本の縦軸となる高速ネットワークは大きな効果が期待される」と述べ、がっちりと握手した。西村明宏国土交通副大臣は「残りの富岡~浪江間14㌔についても開通を前倒しし27年3月1日に開通させ、東北の復興を実感してもらえるよう取り組む」と祝辞を寄せた。
廣瀬博東日本高速道路社長は「震災と原発事故で数多くの課題に直面したが関係者の協力で開通にこぎ着けた。地域経済の活性化に寄与する道であり、今後も全力で取り組む」とあいさつ、宮入徹往相馬工事事務所長らが工事報告を行った。
本線上で行われたセレモニーでは沿線市町の長、国会議員、地元小学生らが参加してテープカット、くす玉開きなどを行い、相馬野馬追いの騎馬武者らが通り初め、約130台の車両がパレードを行い開通を祝った。


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