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2015.01.23

県建築文化賞/建築文化育む10件表彰/風土、景観への貢献たたえる

第31回県建築文化賞の表彰式が23日、福島市の杉妻会館で行われ、正賞となった「猪苗代のギャラリー」など入賞10作品の施主らに内堀雅雄知事が表彰状を手渡した。
内堀知事は「機能性はもとより周囲の景観や自然環境との調和、県産木材の利活用など人・環境への配慮や工夫の面で特に優れた建築物を表彰している。受賞作品は風土や文化が見事に融合し、利用者への思いやりにあふれ、復興に貢献する素晴らしい建築。多くに利用され、地域の発展に寄与することを期待する」と述べた。高橋雅行福島民報社長も「受賞を誇りに思い、建築文化の価値をさらに高めてほしい」と話した。
受賞者を代表し正賞の「猪苗代のギャラリー」施主夫人、浅井紘子さんが「私たちは各々の目的を持って施設づくりを行ったが、建築に当たっては地域の風土や周辺環境との調和、景観へ配慮するなど、快適で潤いある空間や、街並みの創出に努めた。今後もより多くに利用され、親しまれる建築物となるよう努力する」と謝辞を述べた。
午後からは正賞の設計者である柴﨑恭秀会津大学短期大学部准教授が「オーラル・ヒストリーを建築、まちの形に」と題して記念講演した。《入賞者名は26年12月24日付掲載済》
知事から表彰を受ける正賞の施主夫人、後列左が設計の柴﨑氏、右が施工の菅家社長


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