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2015.02.20

芦ノ牧温泉の魅力アップ/若松建設が冬季ライト実証実験

会津若松建設事務所は17日、会津芦ノ牧温泉ポケットパークの冬季ライトアップ実証実験を行った。ポケットパークを起点に、温泉街中心部へ向かう市道の両側約200㍍にLEDライト29基を設置した。真っ白な雪をかぶった「出会いの瀧湯」やバス待合所、沿道の樹木などが暗闇の中に幻想的に映し出され、関係者は温泉街の魅力アップに期待を膨らませた。
県は、今年4月からの「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に合わせて、国道118号交差点にある「芦ノ牧温泉ポケットパーク」のリニューアル工事を進めている。ライトアップは、温泉街の魅力をさらに高めるため、昨年11月の秋季ライトアップに次いで実施した。
作業には温泉旅館関係者と県、会津若松市の職員計約30人が参加した。世界的照明デザイナーで、今回のライトアップ実験のアドバイザーを務めている岩井達弥氏から、照明灯の設置場所や間隔、照明角度などのアドバイスを受けながら設置した。
実験終了後、岩井氏は「芦ノ牧温泉は非常に優れたシチュエーションを持っている。季節に合わせたライトアップを積み重ねていくことで、魅力的な温泉テーマパークに生まれ変われる」とこれからの取り組みに期待を示した。
今後のライトアップは、設置場所が市道上のため、温泉組合など地元主体で実施することが予想されるが、芦ノ牧温泉地区は、市と景観協定を締結していることから、補助制度など同協定の支援メニューを活用して実現することになりそうだ。市もライトアップに合わせて、道路空地の修景整備を予定している。


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