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2015.02.23

26年度県建築系高校卒業設計優秀作品を表彰/来月16日からコラッセで作品展示会

福島建設工業新聞社、県建築士事務所協会の共催による第7回県建築系高校卒業設計優秀作品表彰式は23日、福島市の福島ビューホテルで行われ、5校18人に表彰状と楯、記念品が贈られた。県、県教育委員会の後援。日本建築学会東北支部福島支所など5団体の協賛。
各高校の卒業設計の中から特に優秀な作品を各校に推薦してもらい一堂に集めて表彰することで、生徒の建築設計技術や意欲の向上を図る。来賓の山本洋一県土木部建築担当次長、協賛団体の安村敏之県建設業協会事務局長、松隈仁吉県建築士会長、平子恵俊県建築設計協同組合副理事長、阿部直人日本建築家協会東北支部福島地域会長が出席した。
主催者を代表し田畑光三県建築士事務所協会長が「建築だけでなく、必要な学業が評価された作品であり、3年間の努力に敬意を表したい。今後は社会や大学でさらなる勉学、研究に励み、本県の復興に貢献してほしい」とあいさつ。
山本次長は「高校生活で学んだ成果が見事に発揮された秀作で、さまざまな工夫、アイデアに感心した。卒業設計に取り組んだ熱意や建築に対する情熱を忘れずに今後に役立ててほしい。震災から間もなく4年が経つが、新生ふくしまの創造に向け、次世代を担う皆さんが建築界で大いに活躍することを願っている」と祝辞を寄せた。
斎藤直樹福島建設工業新聞社代表取締役社長が一人ひとりに表彰状と楯を手渡し、受賞者を代表して県立郡山北工業高校の三宅輝明くんが「3年間の集大成として作成した作品を評価していただき嬉しく思う。多くの支えに感謝し、これまで学んだことを今後に生かしたい」と謝辞を述べた。
式終了後の昼食会では、平子副理事長が「さまざまな思いと実現性を考慮しながら設計したと思う。発想力豊かな建築家を目指してほしい」、阿部会長が「夢を持ち、社会に役立つ設計をすることが重要。設計時に大切なのは、自分自身・家族・友人のための設計だと考えることだ」とコメントを寄せた。
受賞者、作品テーマは次の通り。
【県立福島工業高校】▽石橋勇斗「カセキノイエ」▽大沼未季「玄関なんて、必要ない」▽斎藤駿一「CAT of the NATURAL posture」
【県立郡山北工業高校】▽三宅輝明「森の書物庫~新たな発見と安らぎを求めて~」▽津田祥吾「郡山北駅〈構想〉~篭行灯~」▽七海美咲「星空旅行~星が瞬く科学館~」
【県立会津工業高校】▽飯島大智「Weekend change of mood」▽金田拓実「季節を感じて」▽森千夏「会津若松駅」▽首藤朱莉「MUSIC town AIZU」▽高橋ありさ「COTTAGE~湖の上で~」▽鳥里愛生「みんなの昼休み~気兼ねしないショッピングモール~」
【県立勿来工業高校】▽蛭田智之「Revival Hall」▽原小春「TREE」▽堀香那瑚「くつろぎと癒しの離れ旅館」
【県立喜多方桐桜高校】▽大関稜「交差階段の家」▽齋藤僚太「スクエアハウス」▽白川慎梧「アクアリウムハウス」
◎来月16日からコラッセで作品展示会
受賞作品すべてを3月16日から18日までの3日間、福島市のコラッセふくしま1階アトリウムに展示し一般公開する。


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