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2015.03.04

田村市/未来志向へ大きな節目/合併10周年と庁舎完成祝う

田村市合併10周年記念式典および市新庁舎落成式は1日、田村市役所で開かれ、関係者約170人が出席して、市町村合併からの節目と新庁舎の完成を祝った。
田村市は、滝根、大越、都路、常葉、船引の田村地方5町村の合併により、県内で11番目の新市として、平成17年3月1日に新設合併のトップを切って誕生。市全体の発展と市民の一体感の醸成を目指すクラスター方式のまちづくりを進め、10周年の節目を迎えた。
市役所新庁舎は22年度に建設を決定。23年7月に設計公募により昭和設計を設計者に選定し、25年1月に建築主体を安藤ハザマ・富士・三和JV、電気設備を東新電気・三輪電設・三浦電設JV、機械設備を大和田・伸和JVで着工した。規模は本庁舎棟などRC造一部S造4階建て延べ7775・94平方㍍。免震構造を採用し防災拠点としての機能を有するとともに、市のシンボルとしての役割や行政サービスの向上を図るなど、市民交流の場として親しまれる庁舎として整備された。今年1月5日から業務を開始している。
式典では冨塚宥市長が「合併から10年間、幹線道路整備や学校改築などの整備を進め、市の発展と市民間交流の醸成を図ってきた。震災・原発事故といたるところに爪痕は残っているが、今後も国・県の支援をいただきながら、避難者が安心して帰還できる環境づくりを、市民の皆さんと復興への理念を共有しながら進めたい。本日の式典を、市が未来に向かっていく上で、人と人との信頼の絆を深める発展の礎としていきたい」と式辞を述べた。また長谷川元行市議会議長が「住む人が誇れる、住んで良かったと思えるまちづくりへ一丸となっていきたい。新庁舎にあっては、名実ともに市民の庁舎としての機能を発揮してほしい」とあいさつした。
来賓の荒井広幸参議院議員、鈴木正晃副知事、鈴木和夫県市長会副会長が祝辞を述べた。鈴木副会長は「中心となる市への合併でなく、5町村による新市創設は新しい形だった。これから本格化する地方の時代においても、旧5町村の地域資源を活かしながら、さらなる発展を目指してほしい」と述べたほか、「中通りと浜通りの中間にあり、浜通り復興の重要拠点として貢献に期待したい」と激励した。
また冨塚市長が新庁舎施工に携わった千種幹雄昭和設計社長、岩尾守安藤・間東北支店専務執行役員支店長、猪狩恭典富士工業社長、武田公志三和工業社長、先﨑元勝東新電気工業社長、三和善治三輪電設社長、三浦裕三浦電設社長、大和田一男大和田設備工業社長、安瀬享伸和商会社長に感謝状を手渡した。


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