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2015.03.12

がんばろう!東北/集中復興期間の延長を/5年目の節目に決意新た

東北建設業協会連合会と東北公共工事品質確保・安全施工協議会、東北土木施工管理技士会連合会、東北建設業青年会、東北各県建設産業団体連合会は10日、仙台市の江陽グランドホテルで「がんばろう!東北 東日本大震災の教訓を生かそう東北からのメッセージ」を開いた。
東北各県の関係団体から約550人が参加。佐藤博俊東北建設業協会連合会長が「集中復興期間の最終年度となるが、期間を延長し、復興が成し遂げられるまで予算を十分に確保し、使い勝手の良い予算構築を」と強く要望。「地域建設業は被災者でありながら、道路の啓開活動を行い自衛隊、消防、警察とともに人命救助を行った。官民一体となった迅速な活動は歴史に刻むべき。日ごろより地域の安全安心で快適な生活を支える“地域の町医者”であり、自然災害発生や有事の際にも危機管理産業として使命感を持ち、地域とともに持続していく。地域に精通した技術集団として心を一つに、一日も早い東北の復興にまい進したい」と5年目を前に決意を新たにした。
縄田正東北地方整備局長は「最重点課題は復興加速。現在、被災3県で副大臣、国土交通省幹部、自治体の長、地元建設業と意見交換会を開いているが、被災地域により抱える問題が異なるため、生の声を把握し、地域の実情に合ったきめ細かな対応を行いたい。品確法が施行され、1月には発注者指針が出された。女性や若者が喜んで入職したい業界となるよう官民一体となって進めたい」とあいさつした。
宇部貞宏東北公共工事品質確保・安全施工協議会長による「がんばろう!東北宣言」を参加者全員で三唱した。


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