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2015.05.15

三島大橋を直轄代行修繕/町が国に事業引継ぎ

「町道宮下・名入線三島大橋」の修繕事業が今年度、全国初の直轄修繕代行事業として新規事業化されたことを受けて、同橋を管理する三島町は14日、東北地方整備局郡山国道事務所に事業引き継ぎを行った。
国が道路の老朽化対策の一環で昨年度実施した同橋を含む全国3カ所の直轄診断で、同橋のみが直轄修繕代行に採択された。国直轄による修繕代行事業では全国初の事例となる。
同橋は昭和50年に完成した一級河川阿賀野川水系只見川に架かる町道橋で橋長131㍍、幅員8㍍の鋼製アーチ橋(トラスドランガー橋)。県が代行施工した。完成後約40年が経過して老朽化が進み、直轄診断では、高い引張力に耐える高力ボルト約1万9000本のうち195本が破断・脱落。床版やアーチリブ・斜材・補鋼桁などの腐食、塗装劣化なども指摘され、橋梁本体の補修工事が必要とされた。工事には高度な専門知識等が必要で、国の修繕代行で実施することになった。
同事務所は今年度、当初予算で事業費1億円を予算化。調査設計で修繕個所を確定させ、今年度から数カ年計画で橋梁本体の補修工事を実施する。
同町役場会議室で行われた引き継ぎでは、二瓶隆司町長が原田吉信郡山国道事務所長に修繕に関する資料を引き渡した。
島俊秀会津若松建設事務所長が同席した。


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