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2015.05.19

「十文字改良」国に引き継ぎ/3.3㎞区間の直轄化で

今年度、国直轄権限代行事業の採択を受けた、国道399号「十文字改良」事業の引継式が19日、いわき合同庁舎で行われ、前田和則いわき建設事務所長から坂井康一東北地方整備局磐城国道事務所長へ調査、設計の成果品が手渡された。
十文字改良は、ふくしま復興再生道路に位置付けされている国道399号「十文字工区」のうち、長大トンネル(2・9㌔)を中心とした3・3㌔。高度な専門技術を必要とすることから、代行事業採択となった。
十文字工区は、いわき市小川町上小川芙萸平~上戸渡までの延長約6・2㌔で計画。幅員は車道部6㍍、全幅7・5(トンネル部7)㍍。全体事業費は約200億円で、このうち国施行区間は140億円を見込んでいる。県施行区間はいわき市側の延長2・9㌔で、起点側に内倉1号橋(151㍍)、同2号橋(105㍍、いずれも仮称)が計画されている。
式では前田所長が「事業の進展により、浜通りをはじめ、県の復興に弾みがつく。一日も早い完成に向け、国と県が一体となって進めていく」、坂井康一所長が「避難住民の帰村、産業復興の支援の大きく寄与するものと期待する。われわれが持つ技術を最大限に発揮して事業を進めていきたい」とあいさつした。
※成果品を手渡す前田所長(左)と坂井所長


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