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2015.06.10
渋滞解消し経済活動支援/原田郡山国道所長「あさか野バイパス効果」で講演
郡山地域道路整備促進期成同盟会(会長=丹治一郎郡山商工会議所会頭)は9日、郡山市のホテルハマツで東北地方整備局郡山国道事務所の原田吉信所長を講師に招き、春期道路セミナーを開いた。原田所長は「あさか野バイパスのストック効果」と題して、企業の設備投資による地元経済の活性化など整備効果について講演した。原田所長は「交通渋滞は郡山市の経済活動に悪影響を及ぼす」と語り、市内の渋滞路線の解消に向けて、県や市と連携して整備の考え方を整理する方針を示した。
セミナーは、道路行政への理解を深め、道路を活かした地域振興について考えようと開いたもので、会員約60人が出席し、丹治会長が「地方都市の道路整備はいまだ不十分」とあいさつした。「一般国道4号あさか野(郡山)バイパス」は延長17・2㌔幅員30㍍で、総事業費約970億円が投じられた。昭和50年度に工事着手、平成7年度に暫定2車線開通し、平成21年度の針生高架橋の供用で全線4車線開通した。
原田所長は、同事務所が昨年度、開通5年後の整備効果についてまとめた資料を基に、事業効果の発現状況、課題などについて講演した。
それによると、バイパス沿線の郡山、須賀川、本宮の沿線3市の過去10年間の新設・増設企業数は121社で設備投資額は約1030億円に上り約3600人の雇用を創出した。郡山市荒池下交差点から須賀川市十貫内交差点までの混雑時通過時間は、開通前の平成6年に約38分要したが、昨年度の調査では半分の約19分に短縮した。
その他効果として、現道およびバイパスの事故件数が7割減少したことや、バイパス沿線の地価が上がり資産価値が上昇、市街地の渋滞解消で定時性が確保され市民の街なか循環バスへの回帰、市街地中心部への自転車レーン設置など歩行者や自転車に配慮した中心市街地のまちづくり実現などを上げた。
最後に原田所長は、市街地の旅行速度の割合や渋滞長などの交通状況を示し「あさか野バイパスだけで満足してはいけない。経済活動を支援するため市内の渋滞個所の解消に取り組んでいきたい」と語り、出席者に対して支援と協力を強く求めた。
セミナーは、道路行政への理解を深め、道路を活かした地域振興について考えようと開いたもので、会員約60人が出席し、丹治会長が「地方都市の道路整備はいまだ不十分」とあいさつした。「一般国道4号あさか野(郡山)バイパス」は延長17・2㌔幅員30㍍で、総事業費約970億円が投じられた。昭和50年度に工事着手、平成7年度に暫定2車線開通し、平成21年度の針生高架橋の供用で全線4車線開通した。
原田所長は、同事務所が昨年度、開通5年後の整備効果についてまとめた資料を基に、事業効果の発現状況、課題などについて講演した。
それによると、バイパス沿線の郡山、須賀川、本宮の沿線3市の過去10年間の新設・増設企業数は121社で設備投資額は約1030億円に上り約3600人の雇用を創出した。郡山市荒池下交差点から須賀川市十貫内交差点までの混雑時通過時間は、開通前の平成6年に約38分要したが、昨年度の調査では半分の約19分に短縮した。
その他効果として、現道およびバイパスの事故件数が7割減少したことや、バイパス沿線の地価が上がり資産価値が上昇、市街地の渋滞解消で定時性が確保され市民の街なか循環バスへの回帰、市街地中心部への自転車レーン設置など歩行者や自転車に配慮した中心市街地のまちづくり実現などを上げた。
最後に原田所長は、市街地の旅行速度の割合や渋滞長などの交通状況を示し「あさか野バイパスだけで満足してはいけない。経済活動を支援するため市内の渋滞個所の解消に取り組んでいきたい」と語り、出席者に対して支援と協力を強く求めた。
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