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2015.06.16

相馬西道路・塩手山トンネル起工/相馬福島間で最長

国道115号相馬福島道路のうち相馬西道路に建設される塩手山トンネルの安全祈願祭が12日、相馬市山上字横川地内の福島側坑口で行われ、関係者が復興道路の整備に期待を寄せた。
相馬福島道路は全線延長約45㌔。このうち相馬西道路は仮称・相馬西ICから常磐自動車道相馬ICまでの6㌔。仮称・円淵トンネル、横川高架橋、今田高架橋、荒屋舗橋に加え今回、塩手山トンネルが起工したことで、すべての大型構造物工事が本格化する。全体事業費は220億円、27年度は当初予算に59億円を計上した。今年3月末時点の進捗率は約37%。30年の開通を目指す。
塩手山トンネルは延長1801㍍で相馬福島道路のトンネルとしては最長。施工は清水建設で工期は29年8月まで。
安全祈願祭では坂井康一東北地方整備局磐城国道事務所長、立谷秀清相馬市長、久保田荘一清水建設常任顧問らがクワ入れを行い玉ぐしをささげた。
坂井所長は「安全意識を高め無事故で完成させてほしい」とあいさつ、立谷市長は「この道路は県北地方経済圏と相馬地方を結ぶだけでなく、救急医療の面でも大きな役割が期待される。復興支援道路は地域の励みになっている」と祝辞を寄せた。


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