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2015.10.29

緑の再生へ造園の出番/県造園建協設立40周年で式典・祝賀会

県造園建設業協会(諸井道雄会長)の設立40周年記念式典・祝賀会が27日、福島市のウェディングエルティで開かれ、会員をはじめ来賓ら約70人が出席し、40年の節目を祝い合った。
諸井会長は「設立以降、その都度の社会要請に応え、貢献してきた。今後も課せられた責務を果たしていくため精励し、強固な団結の下、力強くまい進していく」とあいさつ。「除染で失われた緑の再生なくして福島の再生なし、造園業者の出番なくして福島の復興に終わりなし」と強調した。
40周年事業特別委員長の桜井貞夫理事が、設立時からこれまでの経過を報告。県土木部の鈴木典弘企画技術担当次長が「40周年を契機として、建設業界の発展、良好な景観の形成や美しい自然環境の保全のため、支援・協力してほしい」と知事祝辞を代読した。小桧山善継県議会議員、根本匠、亀岡偉民両衆議院議員、宇田川辰彦日本造園組合連合会理事長が祝辞を寄せた。
菅榮藏第3代会長の発声で乾杯し、同協会の一層の発展へ向けて和やかに歓談した。
式典に先立ち、東進ハイスクール東進衛星予備校現代文講師・林修氏の記念講演会、一語一絵「みどりの文」表彰式が行われた。
同表彰は今回10回目。諸井会長が「9歳から90歳まで応募があった。庭と緑への思いは、世代を越えて共有できるテーマだと思う。伝統の技術・技能を磨き、愛される造園業を目指したい」とあいさつし、受賞者一人ひとりに賞状と記念品を贈呈。審査員を代表して八島信夫福島建設工業新聞社顧問が講評を述べた。
林氏は「やりたいこととできること」をテーマに講演。約500人が聴講した。
「仕事でやりたいことをできる人は多くない。できることをやるしかない」と持論を述べた上で、社会情勢の変化で働く場が大きく変わる可能性が高いと指摘。「2020年を基準に自分のシナリオを描くべき」とアドバイスを送った。
教育に関しては、自身の幼少期を例に「6歳までの幼児期教育が大事で、祖父母の関わりが重要」と述べた。


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