福島建設工業新聞社

東北地方整備局郡山国道事務所は4日、西会津町睦合字中鳥毛地内で国道49号「会津防災」事業の用地幅杭設置式を行った。今回の幅杭設置により、今後は用地買収の段階に入る。
26年度に事業着手した同事業は、柳津町藤～西会津町睦合地内の国道49号の急勾配、急カーブによる通行障害を回避するため2車線の新バイパス路線を整備する事業。
藤峠にある藤トンネル(延長298㍍)の西会津側坑口付近を起点に、主にトンネルで南側の山間部を迂回し、西会津町睦合付近で国道49号に再合流する。区間延長約3㌔、総事業費約90億円を見込む。
同事務所は、ことし7～8月にかけ地元住民を対象に開いた設計・用地調査説明会を開催。用地調査を進めており今年度で完了予定。